外航海運船員の船乗り日記

外航船員が船上(ときどき陸上休暇)で送る波乱万丈(?)な日常生活です

「ふねのおなまえ」船の命名にはルールがある?

来年から神戸海洋博物館で「ふねのおなまえ」という展示会をやるみたいです。

 

実は船の名前には色々な規則が隠れています。

今回は「ふねのおなまえ」展示会と船の命名について説明していきたいと思います。

 

 

ふねのおなまえ あなたとめぐる日本列島

イベント詳細

ふねのおなまえ

展示会名:「ふねのおなまえ あなたとめぐる日本列島」

場所  :神戸海洋博物館 2階企画展示室

     (兵庫県神戸市中央区波止場町2-2)

日時  :2022年1月25日~3月6日

時間  :10時~18時(最終入館17時30分)

(公式HP:展覧会・イベント Exhibitions & Events | 【公式】神戸海洋博物館 (kobe-maritime-museum.com

 

イベント内容

日本の海をまもる様々な船には、日本の地名から取られたおなまえを持つものがたくさんあります。

 

本企画では、それぞれに設けられている命名のルールとともに、たくさんのふねのおなまえをご紹介します。

 

ふねのおなまえを通じて、日本列島を旅してみませんか?もしかしたら、あなたの思い出の町や、あなた自身と全く同じおなまえもあるかもしれません。

(神戸海洋博物館公式HPより抜粋)

日本の地名がつけられた船、命名のルールを紹介する展示会です。

 

パンフレットに登場している船は巡視船や戦艦、護衛艦などで、内容紹介にも「日本の海をまもる様々な船」と表記されているので、

海上自衛隊や海上保安庁のもつ船がメインの展示かもしれません。

 

外航商船の場合

日本の地名をもつ外航商船

では、外航商船の場合はどうでしょうか?

もしかしたらこの展示でも紹介されているかもしれないので一部だけ紹介すると、外航商船でも同じように日本の地名が使用されている船が多数存在します。

 

特に日本郵船の船には日本の地名、山や川の名前が使用されることが多いです。

例えば、日本郵船のもつタンカーには高山(TAKAYAMA)、敦賀(TSURUGA)、土佐(TOSA)などの日本の地名をもつ船が存在します。

 

外航商船の命名ルール

船主によってもちろん違いはありますが、基本的に船を命名する場合には同型船を命名する際には何らかのルールで統一されている場合が多いです。

そうすると船の名前を聞くだけで船種や船の型式をイメージできるというメリットがあります。

 

例えば先ほど例に挙げた日本郵船のタンカーの名前を見ると、

全ての船がイニシャルTで始まっていることが分かります。

つまり、日本郵船の「イニシャルがTで始まる日本の地名がつく船」というだけでタンカーであるということが分かります。

 

もちろんタンカー以外にも自動車船やコンテナ船、自動車船など様々な船で同様のルールが存在します。

もしかしたら「ふねのおなまえ」展示会でも商船に関連する解説があるかもしれませんね!

 

 

 


以上が「ふねのおなまえ」展示会と外航商船の命名についての説明でした!

 

今回の展示会で商船が紹介されているかどうかは分かりませんが、船の名前について興味がある人は是非行ってみてください!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!