シンガポールは観光地として人気が高く、旅行に行ったことがある人も多いかもしれません。
一方で、シンガポールは国際貿易の拠点、外航海運の要所としても有名です。
今回は船から見たシンガポールを紹介していきたいと思います。
多数の船が行き交うシンガポール
シンガポールはその地理的な条件から外航海運の要所として栄えてきました。
そのため、シンガポール周辺には常に沢山の船が存在しています。
この写真はシンガポール通峡時のECDISの画面を撮ったものです。
ECDIS(Electronic Chart Display and Information System)とは車のナビのようなものをイメージしていただければ大丈夫です。
ただし、ECDISと車のナビで大きく異なる点は自分の船(車)だけではなく、周りの船の情報もナビ画面に表示されているという点です。
画面の中で緑色の三角で表示されているものが周りの船です。
この画面からもシンガポール周辺には沢山の船が存在しているということが分かると思います。
船から見た実際のシンガポール
実際に船から見たシンガポールは次の写真のような感じです。
この写真はパノラマ写真なのでもしかしたら遠近感が伝わりづらい部分もあるかもしれません。
他の写真だとこんな感じになります。
実際にこの写真を見た方が「おぉ凄い沢山船がいる!」と感じるのか、「意外と少ないな」と感じるのかは分かりませんが、
外航船員にとってはビックリするほど沢山船がいる状態です!
そもそも外航船に乗っている場合、航路によっては一日で一隻も他の船を目撃しないということも多々あります。
そのような状況と比べたらこの光景が凄いことだというのが少しは伝わるかもしれません。
多くの船はアンカーを降ろして入港のタイミングまで待機をしていたり、
食糧の積み込み、燃料の補油(バンカー)、各種パーツの受け取り等を行っています。
船から見たシンガポールの街並み
先程の写真にも小さく映っていたため気づいた人もいるかもしれませんが、
船からもあの有名なホテル「マリーナベイサンズ」を見ることができます。
やはりマリーナベイサンズを見ると「シンガポールに来たな」という実感が湧いてきます。
シンガポール海軍
日本に住んでいると軍隊というものにあまり馴染みはないと思いますが、
シンガポールは海軍を持っています。
通常の観光等ではなかなか軍艦を目撃することはないかもしれませんが、船に乗っているとそういったものも見ることができます。
通常の船舶とは異なり、灰色で統一された船体。
船首に配備された機関銃等、非日常的な光景で興味が引かれます。
私は軍艦のことはまったく詳しくないので、これらの軍艦がどのような種類の船なのかはまったく分かりませんが、マニアの人ならこの写真だけでも分かったりするのでしょうか?
海運の要所として活躍しているだけあって軍艦をしっかりと配備し、沿岸の警備に力を入れているのかなという印象を受けました。
以上が船から見たシンガポールでした!
シンガポールだけではなく、色々な国、色々な場所で船から見てみるとまた違った印象を感じることがあります。
他にも色々と紹介していきたいと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました!