船に乗っていると当然自分の周りは一面海です!
今回はそんな外航船員の日常をお届けします。
海の景色
普段の海
一度大洋に出てしまうと陸地は見えませんし、周りに他の船も存在しないことが多いです。
そのため、船の周りは360°地平線、この写真のような風景が広がっています。
ビルなどの構造物が存在する街中とは違って海の上は光を遮るものが何も存在しないのでとても眩しいです。
雲の影もはっきり映っているので存在感がありますね。
稀に他船を発見
大洋航海中でも稀に他船を見かけることがあります。
相手は名前も顔も知らない存在ですが、同じ船乗りとして頑張っているんだなという仲間意識が生まれます。
もちろん自分と同じ会社の日本人船とすれ違うこともあります。
知り合いが乗っていることが分かれば、船橋のVHFを利用して軽く連絡を取り合う航海士もいます。
天候の変化
海上は視界を遮るものが何もないので天候の変化が非常に分かりやすいです。
上の写真のように竜巻のようなものが発生している様子も見かけることがあります。
また、外航船の中には気象観測データを気象庁に提供している船も存在します。
海上で得られた生の気象観測データを提供することで、天気予報の精度向上等に役立っています。
天気が悪い日の夜中に船橋に行くと雷が数十秒に一度は光っているのを見ることもできます。
以上が外航船員の日常紹介でした!
基本的に大洋航海中は毎日代わり映えのしない風景が続くことになります。
世界地図というものが存在しない時代にはそれこそ海が永遠に続くもののように感じられたかもしれません。
そんな時代に船に乗って世界中を旅した人達は凄いなと改めて感じます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!